研究成果
2017年にRE再生鍼を考案して以来、その施術中に起こる急速な再生や修復、防御反応とも言える現象を把握するため、日々の施術データの収集およびタンパク質やエクソソームの解析を行ってまいりました。以下に、その一部をご紹介します。
⑴ 日々の施術で得られたデータ
2024年12月までに、延べ3,500名以上への施術を行い、多くの変化が記録されました。主な施術中および施術後の変化を以下にまとめます。
Ⅰ、施術中に起こる変化
①筋弛緩
RE再生鍼では、施術中に全身の筋弛緩が確認されています。延べ3,000名の全員においてこの現象が見られました。
②腫れの軽減
施術前
1時間10分後
施術後
③皮膚の改善
施術前
10分後
施術後
※施術前後で皮膚の状態に顕著な改善が見られるケースが多く報告されています。
④その他の施術中に見られた変化
• 炎症の軽減
• 脂肪の減少
• 新型コロナワクチン後遺症による動眼神経麻痺の改善
• 消失していた知覚の回復
• 神経炎の改善
Ⅱ、長期的な施術効果例
長期間にわたり施術を継続することで、以下のような効果が観察されています。ただし、RE再生鍼だけの効果ではなく、患部への刺鍼との複合的な影響によるものと考えられます。
• 整形外科的疾患全般
• 肝臓、子宮、卵巣、前立腺肥大
• 甲状腺、膵臓、胃などの臓器機能の改善
• 神経疾患や麻痺の回復
• 骨密度の向上
⑵ 血漿タンパク質とエクソソームの解析結果
日々の施術だけでは把握しきれない現象をより深く理解するため、血漿タンパク質およびエクソソームの解析検査を実施しました。予算の都合上、1名(30代男性)に限った検査となりましたが、得られたデータは施術中の効果を裏付ける興味深い結果を示しています。
被検者に対して、施術前、施術中、その2時間後に計3回の採血を行い、以下の変化を観察しました。
Ⅰ.施術中に検出された特異的な変化
施術前には確認されなかった、新たに生成されたタンパク質やエクソソームが施術中および施術後に検出されました。これらは再生や修復に関与していると考えられ、RE再生鍼による影響を示唆しています。
Ⅱ.施術中および施術後に見られた変化
1. タンパク質およびエクソソームの増加
施術中には、身体の再生や修復に関与するタンパク質やエクソソームが施術前と比較して大幅に増加していました。特に施術後もその傾向が継続して観察され、長時間にわたる影響が推測されます。
2. タンパク質およびエクソソームの減少
一方で、一部の物質については施術前よりも減少が確認されました。これらは施術中にエネルギーや材料として消費された可能性があります。
Ⅲ.解析結果から得られた推測
RE再生鍼の施術中に、以下の現象が起こっている可能性が考えられます:
• 身体の再生に必要な材料(特に皮膚や筋肉)が生成されている。
• 細胞分裂が活発化し、幹細胞の増殖が促進されている。
• DNA修復や抗酸化作用が活性化し、細胞修復プロセスが加速している。
• 免疫力が向上し、ウイルスや細菌に対する抵抗力が高まっている。
• 必要なエネルギーは脂肪などから供給され、効率的に利用されている。
また、施術後2時間後も以下のような変化が続いていることが考えられます:
• 筋肉形成や修復に関連する要素が増加している。
• 細胞修復や免疫機能向上が持続している。
• アポトーシス(不要な細胞の除去)に関わるプロセスが調整されている。
注意点
本検査は1名のデータに基づく予備的な解析であり、さらなる研究が必要です。また、具体的な数値や検出物質名については、別途お問い合わせください。